①毛染めの基本 ── 白髪染めは5種類
■ 毛染めは大きくわけて5つ

Q 白髪染めには、どんな種類がありますか?

メンズヘナでおすすめする「ヘナ染め」も含め、毛染めは以下の5つです。
①アルカリカラー(酸化染毛剤)
②ヘアマニキュア(酸性カラー)
③ヘナ(天然染料)
④カラートリートメント
⑤一時染毛(スプレー・マスカラ)
| 種類 | 色持ち | 特徴 | 向いている人 | 市販商品(家庭用&サロン用) | |
|---|---|---|---|---|---|
| 長持ち&しっかり隠す | アルカリカラー(酸化染毛剤) | 4〜8週間 | 髪の内部まで染まり、しっかり白髪をカバーできる。明るめ~暗めまで自由 | 白髪をしっかり隠したい人 | 花王「ブローネ 香りと艶カラー」 / ホーユー「シエロ デザイニングカラー」 / |
| 髪や頭皮にやさしく染める | ヘアマニキュア(酸性カラー) | 3〜6週間 | 髪の表面をコーティングして色をつける。ツヤが出てダメージが少ないが、色落ちは早め | 地肌が敏感な人、ダメージを避けたい人 | サロン用:シュワルツコフ「イゴラ ロイヤル」 |
| 髪や頭皮にやさしく染める | ヘナ(天然染料) | 3〜6週間 | 植物成分で染める。髪を傷めにくく、ハリ・コシUP。ただし色はオレンジ寄りが多い | 化学染料が苦手な人 | ナイアード「ヘナ+木藍(もくらん)」 / ハーバルカラー(グリーンノート) / ハナヘナ「ナチュラル」 |
| 手軽にカバー | カラートリートメント | 数日〜2週間 | シャンプーのたびに徐々に色が入る。手軽だが染まりは浅め | お手入れ感覚で色を整えたい人 | 利尻ヘアカラートリートメント(サスティ) / LPLP(ルプルプ)ヘアカラートリートメント / フォンテーヌ「クレオディーテ カラートリートメント」 |
| 手軽にカバー | 一時染毛(スプレー・マスカラ) | 1日 | 白髪部分だけ一時的に隠す。雨や汗で落ちる場合あり | 外出前などの応急処置 | 花王「サロンスタイル ビューティラボ ヘアカラー スプレータイプ」 / 株式会社シャンティ「マペペ ヘアカラーマスカラ」 / 黒ばら本舗「ツバキオイル ヘアカラーマスカラ」 |
ChatGPTに白髪染めの種類と特徴、代表的な市販商品名を聞いた回答より(2025年8月12日)
②3分でわかるヘナのはなし<初級編>

Q 「ヘナ」とはどんな毛染めですか?

白髪をオレンジ色に染め、トリートメント効果が高い植物染料です。
ヘナの正体
【植物名】ミソハギ科「Lawsonia inermis」。一般名を「ヘンナ」。日本では「指甲花しこうか」
【特徴】葉を乾燥→粉末化し、水で溶いてペースト状にして使う。
【歴史】古代エジプトではクレオパトラも使用
【染まり方】白髪はオレンジ、黒髪はほぼ染まらない。


ヘナの魅力
トリートメント効果が圧倒的に高い。
髪にハリ・コシが出る。
抜け毛が減る。
頭皮トラブルの改善が期待できる。
化学物質不使用。
注意点
黒髪は明るくできない。
速染めはできない(=スローカラー)。
オレンジ色が好みでない男性も多い。
③天然ヘナ<ヘナ染め>とケミカルヘナ<ヘアカラー>

Q 「ブラックヘナ」って天然ですか?

いいえ。ジアミン入りの“ヘアカラー”です。
天然ヘナ(ナチュラルヘナ)
白髪のみオレンジ発色
化学物質ゼロ
安全性が高い。
髪が健康に戻る。
ケミカルヘナ(=ヘアカラー)
ブラックヘナ/ダークブラウン等
ジアミンやHC染料を混ぜた製品
アレルギー・炎症の原因になる。
“ヘナ”と呼ばれているだけの偽物
ヘナのみ(ヘナ100%)
ヘナ + インディゴなどほかのハーブ
ヘナ染め後、インディゴ2度染め
ジアミン染料(酸化染料)配合のヘナ
化粧品染料(HC染料&塩基性染料)配合のヘナ
パッチテスト(皮膚アレルギー試験)をしっかりして、天然ヘナで「ヘナライフ」を楽しみましょう。髪が元気に呼吸をはじめてくれます。
④メリット&デメリット

ヘナはよいことづくめですか?

ヘナは「髪の漢方薬」だとお伝えしています。しかし、ヘアカラーにもヘナにも、メリットとデメリットとあります。それぞれを知って選んでいきましょう。
天然ヘナのメリット
髪が太くなる。
ツヤとハリが出る。
抜け毛が減る。
頭皮が軽くなる。
アレルギーが出にくい。
環境にやさしい。
子どもでも使える。
使うほど髪が強くなる、
天然ヘナのデメリット
白髪がオレンジになる。
色の選択肢が少ない。
黒髪は明るくできない。
置き時間が長い。
即効の白髪カバーには向かない。


*「新版 なっとく! のヘアカラー&ヘナ&美容室選び」(森田要&山中登志子)をもとにまとめました。
⑤ ヘナの染め方は3種類(男性が選ぶべきは1つ)

でも、「白髪がオレンジになるのは困る」という男性はどうしますか?

ヘナ染めには3つあります。男性におすすめしているのは、ヘナとインディゴ(藍)をブレンドしたヘナミックス染めです。手軽に染めることができます。

【インディゴ】
和名はナンバンアイ葉。マメ科。藍色の染料として古くから使われてきた植物。空気酸化によって変化するので染毛直後は緑っぽく発色し、その後藍色に落ち着いていく。
1)ヘナ100%染め ~ 髪が赤茶色に!(白髪=オレンジ)
個性的でオシャレ
トリートメント力は最高
ただし赤味が強く、ビジネスシーン向きではない。
ヘナ100%で染めた場合、白髪率jにもよりますが、白髪率が多ければ赤茶髪になります。トリートメント効果も高く、回数重ねると濃い茶色になっていきますが、TPOなどもあるので色からするとおすすめしにくいです。
個性的な髪にしたい男性、赤茶髪がマッチしている職業の男性にはおすすめです。
2)ヘナ染め後、インディゴ染め(2度染め)~手間と時間、技術必要(美しい仕上がり)
自然で深いブラウン〜黒に
非常にきれいに染まる
ただし作業時間は約3時間
初心者にはハードルが高い。
ヘナ100%染めをして1時間以上置き、流した後インディゴ染めの2工程の染め方です。ヘナで染まった髪が黒く染まっていきます。よく染まりますが、時間(約3時間)と手間がかかります。コツもいるので、初心者は理美容院での施術をおすすめしています。

メンズヘナではこの“ミックスヘナ1択”を推奨
3)ミックスヘナ(インディゴ入りヘナ)の1度染め ~ 手軽にできるヘナ染め【男性に最適】
1度染めで自然なブラウン〜黒
作業時間も短め
初心者でも扱いやすい。
国産のインディゴ入りは特に優秀
ヘナ100%はオレンジ色という色の問題、2度染めは染めるのに3時間以上もかかる&インディゴの染め方にもコツがいるので、初めてヘナ染め男性にはよりハードルが高いと言えます。
メンズヘナでは、インディゴ入りヘナ(ミックスヘナ)をご紹介しています。
⑥ 男性にヘナをすすめる理由

ヘナは、女性用の毛染めではないのですか?

女性だけではなく、「ヘナ染め」は男性にもおすすめだと断言します。
理由
髪が細い/ペタンとしやすい。
白髪が一気に増える年代
頭皮トラブルが多い。
カラーのダメージが蓄積しやすい。
シンプルな手順のほうが続く。
地肌が弱い男性が多い。
ヘアカラーを続けて薄毛になるリスクより、ヘナを続けて髪が強くなるメリット の方が圧倒的に大きい。
⑦国産ヘナの強み
インド産より染まりが安定
農薬・重金属のリスク極めて低い。
乾燥・粉砕が丁寧で品質が高い。
日本の気候と相性抜群
インディゴも国産だと酸化がスムーズ
⑧ メンズヘナ「Before & After」「育毛物語」
モニター4名の実録ストーリー
年齢・悩み別の選択ルート
半年間の変化 → 男性は“結果”を見ると動く
文章×写真で信頼性UP
Kindle書籍「育毛物語」への誘導も自然に可能
⑨ ブログ「育毛物語」へつなげる締め文
ヘナを3回続けると髪は確実に変わります。
年齢・職業・悩みが違う男性たちの実録レポートはブログ「育毛物語」で公開中。
ヘナの理解が深まり、あなたの悩みの解決策も見つかります。

さらに詳しい「ヘナ話」はブログ「育毛物語」でアップしていきます。

